研究課題/領域番号 |
24500879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
吉田 典子 久留米大学, 健康・スポーツ科学センター, 教授 (10210709)
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研究分担者 |
池田 久雄 久留米大学, 医学部, 教授 (50168134)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 筋力トレーニング / 酸化ストレス / 心血管病 |
研究概要 |
現時点では、RE+動的有酸素運動トレーニング群およびコントロール群いずれも目標の40名には達していないが、現時点のデータにおいて、研究目的の以下の1)2)について検討した。 1)REの急性効果として1回のRE前後で酸化ストレス(活性酸素と抗酸化能)の推移を経時的に観察する。結果:フリーラジカルレベル(dROM)は運動中には一時増加し運動終了後に安静時よりも低下、抗酸化能力(BAP)は運度中には一時減少し運動後に増加、酸化ストレスレベル(BAP/dROM)は、運動中にやや悪化し、運動後には前置より改善する傾向を認めた。 2)REの慢性効果として、トレーニング前後で酸化ストレスの変化を観察する。動的有酸素運動群、動的有酸素運動+RE群に振り分け、トレーニング効果を比較する。動的運動群はN数が少なく検討できていないが、RE+動的有酸素運動トレーニングにより、安静時~運動直後、運動15分後でdROMは低下し、BAPは増加したためBAP/dROMは改善する傾向が認められた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
DEE群:40名 動的有酸素運動(歩行または自転車エルゴメータ)のみ行う。 DEE群+RE群:40名 動的有酸素運動に加えて上・下肢のREを行う。 上記目標人数のうち、DEE群+RE群は16名、DEE群は9名について測定とトレーニングが終了している状況である。 途中ドロップアウトがあり、昨年度中に各20名を予定していたが、目標人数には達しなかった。
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今後の研究の推進方策 |
DEE群:40名 動的有酸素運動(歩行または自転車エルゴメータ)のみ行う。 DEE群+RE群:40名 動的有酸素運動に加えて上・下肢のREを行う。 上記目標人数を目標に25年度もデータを集める予定である。 有酸素運動を中心とした心臓リハビリテーションを行っているため、筋力トレーニングのみを行う群については、患者の振り分けが実際上難しいため、有酸素運動のみを行なった場合と、それに筋力トレーニングを追加した場合を比較することで、筋力トレーニングの効果を検討することとする。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度中に、目標人数の各群40名を目標にデータを集めるため、主に血液検査料および観化ストレス測定のためのキットの購入費用に充てる予定である。 また、中間でデータを解析し、途中経過を学会に報告予定であるため一部旅費として使用する。
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