研究課題/領域番号 |
24500902
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
山田 拓実 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (30315759)
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研究分担者 |
藺牟田 洋美 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (60250916)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | QOL / 健康作り / 肺炎予防 |
研究実績の概要 |
荒川ばん座位体操が参加者にもたらす効果をより広く把握するため、20歳代から80歳代までの参加者の健康関連QOLとしてのSF-8で測定した健康関連QOLを検討した。ばん座位体操に参加している人のうち、調査協力してくれた42名を調査対象とした。平成25年9月に質問紙に基づき、トレーニングを受けた大学生・大学関係者が各会場にて個別面接を行った。参加形態について、リーダーとしての参加者(以下、リーダーと略す)は12名、通常の参加者(以下、参加者と略す)は49名、計61名だった。リーダーの平均年齢は65.2歳、参加者の平均年齢は68.6歳だった。障害者手帳について、リーダーのうち4名、参加者のうち26名が有していた。SF-8:全体の平均値は身体機能45.33点・日常役割機能(身体)46.24点・体の痛み47.49点・全体的健康感49.31点・活力50.36点・社会生活機能47.95点・日常役割機能(精神)49.03点・心の健康50.03点だった。さらに、身体的サマリースコアは44.68点と精神的サマリ-スコアは50.39点だった。国民標準値と比較すると、身体機能、日常役割機能(身体)、体の痛み、社会生活機能、そして、身体的サマリースコアは低値だった。荒川ばん座位体操の参加者は障害者手帳を有する人が含まれているにもかかわらず、健康関連QOLで、身体的側面は国民標準値に比して低値ではあるが、活力など精神的健康に関する側面に関しては国民標準値にひけをとらない値であることが判明した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究の成果は日本の関連学会において3演題発表することができた。国際学会に演題を申し込みをして採択された。
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今後の研究の推進方策 |
国際学会の日程により研究期間を1年間延長申請した。研究期間が延びたので、体力測定とアンケートを継続して実施する。まだ、発表していない研究成果を残しており併せて、今後、分析をすすめる。
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次年度使用額が生じた理由 |
国際学会の日程が次年度となり、旅費の支出を延期したため。
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次年度使用額の使用計画 |
国際学会参加のための旅費に使用する。
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