研究課題/領域番号 |
24500917
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研究機関 | 新見公立短期大学 |
研究代表者 |
松永 美輝恵 新見公立短期大学, その他部局等, 講師 (70369776)
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研究分担者 |
井関 智美 新見公立短期大学, その他部局等, 教授 (20149743)
田内 雅規 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (00075425)
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キーワード | おむつ交換 |
研究概要 |
意思疎通に困難がある寝たきり高齢者における最適なおむつ交換プログラムの作成に向けて、平成25年度は、①高齢者施設で実施されるおむつ交換の実態調査、②快適性指標の再検討を中心に取り組んだ。 ①おむつ交換の実態調査は、高齢者施設におけるおむつ交換の最適なタイミングを検討するために、重度寝たきり高齢者が多く入居する特別養護老人ホームを対象に実態を調査した。これは、当初計画に挙げていない調査であったが、実態に即したおむつ交換プログラム作成に必須であると考え、急遽実施した。調査は、主に入居者の概要(寝たきり高齢者数、意思疎通困難者の数など)、おむつ交換の実施時刻、食事や飲水の実施時刻などを訊いた。すでに回収し、データ処理及び分析を実施している。1999年に同様の調査を実施していたが、それに比しておむつ交換時刻や1日あたりのおむつ交換回数に微妙な違いが生じていることがわかったので、今回回収したデータを使用することとした。この結果を得たことで、今年度実施する実験における生理食塩水の注入を行う時間帯の再検討が行えた。また、寝たきり高齢者及び介護者双方にとって最適なおむつ交換プログラムの作成に向けて、重要な手がかりを得たと考えている。 ②快適性指標の再検討に取り組んだ。計画で挙げていた心拍変動測定及び酵素分析の妥当性について、先行研究からの情報収集やプリテストによる検討を行った。特に、簡易測定器による唾液アミラーゼ活性の測定値は、現在のところ決して信頼性が高いとはいえないと考えており、別の方法も検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
高齢者介護施設に入居する寝たきり高齢者のおむつ交換プログラム作成において、より実態に即したタイミングでのおむつ交換実施につなげるために、当初予定していなかった調査を実施した。また、実験もより効率的に実施できる可能性が見い出せたので、実験計画の再検討を丁寧に行った。これにより、実験がより現実的で効率的に進めることができると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
実験に必要な準備は整ったので、年度内に実験を実施する。 この実験の計画当初は、様々な尿量設定(10~400㏄)と様々なパターンでの尿量注入、時間幅(180分)での実施を予定していた。そのため、非常に時間を要する実験と考えていた。しかし、昨年度までに実施した調査結果に基づき、尿量範囲やパターンの設定を現実的な範囲に限定するよう再検討したことで、効率的な実験の実施が可能となると見込んでいる。時間幅は、実際の高齢者介護施設のおむつ交換の時間幅の現状に合っていると裏付けできたので、予定通りに実施する。実験は、8月頃に実施する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
前年度に予定していた実験を実施しなかったために、繰越額が生じた。 今年度は実験を実施するので、。特に人件費・謝金に充てる予定である。
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