次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度は高齢女性の特徴を明確にするため、比較対照として簡易型若年女性サーマルマネキンを試作する。したがって20代女性平均的人体寸法ダミー(物品費、備品:525,000円)を使用して高齢女性サーマルマネキンの製作過程と同様の手順(リボンヒーター、銅版および銅箔テープ、キルト芯等物品費、消耗品:270,000円)にて、試作する。さらに、簡易型若年女性サーマルマネキンの完成後、高齢サーマルマネキン同様に各所のマネキン表面温度を皮膚温度センサー(物品費、消耗品:300,000円)を使用して測定し、部位別、体幹部全体が一定温度で一定時間安定することが可能な操作マニアルを作成する。 次に、高齢女性サーマルマネキンと若年女性サーマルマネキンを使用して、マネキンに夏季用の被服(物品費、消耗品:30,000円)を着衣させ、マネキンー被服間に形成される空気層の位置、形状および大きさを非接触三次元人体計測器を使用して着衣1枚ごとに計測し、1枚の場合、重ね着の場合など着衣による差やマネキンによる差などを、体幹部の形状に着目して比較検討する。 さらに、高齢女性サーマルマネキンの着衣時の温度分布をサーモショットを使用して撮影し、被服下の空気層との関係を検討する。 これらの実験には実験補助(人件費・謝金:172,000円)を依頼する。また、研究成果を所属学会において口頭発表(参加費および旅費:10,000円)する。 次年度使用額(204円)が生じた理由は、残金204円では消耗品として購入可能でかつ必要な物品がなく、次年度に請求する研究費(1,400,000)と合わせて使用した方が有効であると考えたからである。
|