大豆たんぱく質・米粉混合系の加熱凝固と酸凝固のレオロジー特性を研究した。 大豆タンパク質の加熱に伴うゲル化速度は混合系より速く、ゲル化時間は短く、米粉のゲル化はゆっくりで大豆タンパク質は米粉の糊化を抑制することが推察された、 豆乳・米粉混合系は、豆乳に米粉と酢酸を混合するとpHが低下し、さらに添加酢酸量の増加に伴いpHは低下し、ゲルを形成した。豆乳濃度が高く、酢酸量が少なすぎる場合はゲルが弱くなった。油混合により、初期過程ではゲル化を抑制するが、ある点からゲル化を促進しており、これは不活性フィラーとして作用していた油滴が、その後活性フィラーとして作用することでゲル化が進むことが推察された。
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