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2014 年度 実績報告書

カロリーバランスと加齢におけるWntシグナリング

研究課題

研究課題/領域番号 24500966
研究機関東北大学

研究代表者

山本 徳男  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (30192412)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードエネルギー代謝
研究実績の概要

カロリー制限は酵母から線虫、マウスに至るまでの生物の寿命を延ばすことが明らかになり、カロリーバランスと寿命の関連はエイジング研究で最も注目されている。カロリー制限はNAD依存性脱アセチル酵素サーチュインを活性化する。サーチュインを活性化するポリフェノールの1つレスベラロールはフォスフォジエステレース(PDE)を阻害し、サイクリックAMPの濃度を上げ、最終的にはAMPキナーゼを介して、サーチュインを活性化することが明らかになった。
一方、Wntの共役レセプターLRP6の遺伝子異常は家族性複合型高脂血症を引き起こし、WntシグナリングはAKT/mTOR->SREBP1を介し、脂肪酸合成とコレステロール合成をネガティブに調節していることが、最近明らかにされた。
本研究では、精製Wntを用いて、脂質代謝系やエイジングにおけるWntの役割を明らかにすることを目的としている。脂肪酸修飾によりWntタンパク質は疎水性と凝集性が高く、その精製は極めて困難である。血清に含まれる内在性Wntタンパク質を除去した培地を用い、Wnt3aとWnt4、Wnt5aを高度に精製し、分子量3万9千の単量体以外の複数のWnt分子種が存在することを明らかにした。また、Wntの標的として誘導されるタンパク質も精製・同定した。精製したWntを用いて、細胞レベルと個体レベルで、Wntが脂質代謝系やエイジングに及ぼす影響を解析した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Reelin receptors ApoER2 and VLDLR are expressed in distinct spatiotemporal patterns in developing mouse cerebral cortex.2015

    • 著者名/発表者名
      Hirota Y,Kubo K,Katayama K,Honda T,Fujino T,Yamamoto TT,Nakajima K.
    • 雑誌名

      J Comp Neurol.

      巻: 523 ページ: 463-478

    • DOI

      10.1002/cne.23691

    • 査読あり

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公開日: 2016-06-01  

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