研究成果の概要 |
酸味受容体遺伝子候補ASICs(acid-sensing ion channel:1a,1b,2a,2b,3),PKD1L3及びPKD2L1遺伝子をアフリカツメガエルの卵母細胞に単独及び共発現させたものをセンサとして電気生理学的アッセイ法を用いて、ASIC1aと1bの単発現と共発現系において酸味抑制あるいは増強効果を示す物質候補を探索してきた結果、各々の統計学的有意差を伴って、納豆A、麦味噌、米味噌、イソフラボン及び炭化水素資化性菌培養液の界面活性画分の分子量3500以上の透析内液画分に酸味抑制効果、また、納豆Bの分子量3500以上の透析内液画分に酸味増強効果を有する成分の存在を見出した。
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