研究課題/領域番号 |
24501009
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
佐藤 隆夫 近畿大学, 医学部附属病院, 教授 (70162443)
|
研究分担者 |
井上 敬夫 近畿大学, 医学部, 助教 (00441006)
伊藤 龍生 近畿大学, 医学部, 講師 (40330245)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
キーワード | 緑茶 / カテキン / 脳外傷 / 酸化ストレス / 神経保護作用 |
研究概要 |
(目的) 緑茶は世界で広く飲用されており、その主成分は (-)-epigallocatechin gallate (EGCG)であり、抗酸化作用を有することが報告されている。先に我々は、脳外傷後にフリーラジカルが産生され、フリーラジカルにより神経細胞のアポトーシスと脳機能障害が誘導されることを報告した。今回、ラット脳外傷モデルを用いてEGCG飲料による脳外傷後の神経保護作用と脳機能の改善効果を組織学的、生化学的及び行動学的手法を用いて調べることを目的とした。 (方法) 6週齢Wistar rats に0.1%ECGC(ECGC群)またはwater(water群)を与えて飼育し、10週齢でpneumatic control injury device(現有機器)を用いての大脳表面に脳外傷を与えた。脳外傷を受傷させ、ラット脳外傷モデルを作製した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定どうりに進行している。
|
今後の研究の推進方策 |
緑茶飲料モデルラットを順次作製し、記憶学習の効果や組織学的変化の確認を早急に行う。さらにそれらに伴い成長因子の誘導効果を調べる。
|
次年度の研究費の使用計画 |
緑茶飲料モデルラットを作製し、それらの記憶学習の回復効果を明らかにし、さらに同時に神経再生促進効果及び成長因子の発現誘導効果を明らかにするための研究費に使用する。
|