慢性腎臓病(非透析)の栄養食事記録の分析では、栄養教育上問題は、①栄養素等摂取量、②食生活習慣、③社会的背景、④食環境要因が挙げられた。パス解析では、①、⑤臨床検査値はクレアチニン上昇に直接的な影響をもち、②、③、④が、①と⑤を介し間接的にも影響することが明らかとなった。栄養教育では、社会的背景を考慮することの重要性が示唆された。 考案した栄養指導媒体は栄養教育に導入。患者には自己評価の記入、管理栄養士は食事管理の実践度確認、前回の栄養教育計画をチェックし、各充足率に従って栄養評価を実施。相違点は分析し、到達意識の是正を図った。①、⑤の充足率は改善傾向を示した栄養教育媒体の導入は有用であった。
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