小学校5年理科では「受粉と結実」の単元では、ほとんどの教科書でカボチャなどウリ科植物を教材としている。これらの植物の単性花が人工授粉を容易にしているが、雄花の10分の1以下の雌花しか付けない。 雌花や雌花の代わりになる雄性不稔の花を毎日たくさん付ける教材植物があれば、この単元の実践を改善することが出来る。カタバミの雄性不稔株は栄養繁殖によって実験室で栽培されてきた。本研究では雄性不稔株の稔性を回復することが出来る4系統の回復系統を使って、雄性不稔株に、雄性不稔株が育つ種子を作ることが出来る維持系統を7つ育成することが出来た。
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