理科学習の中でも野外学習を伴うものは、その観察学習の実施率が低い。それは、自然自体の多様性により観察対象物が、地域や場所ごとに変化するという本質に由来するものである。また、学校外に観察対象があるため、時間や費用、また観察対象となり得る適当な場所の確保も問題である。 本研究では、上記の課題解決のため、学校を支援するための野外学習プログラムの開発・実践を行った。小学6年「土地のつくりと変化」、小学5年の「流れる水のはたらき」の単元において地点の選定、学習の実施などのプログラム化に成功した。本取組期間に延べ、39校園、生徒児童数で1515名にプログラムを提供できた事は、本取組の大きな成果である。
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