クロロフィル色素増感太陽電池を教材として正規のカリキュラムに取り入れるために、ワカメから抽出したクロロフィルcを含む抽出液を用いると短時間でクロロフィルを酸化チタンに吸着できることを明らかにした。 色素増感太陽電池を取り入れた中学校第3学年への授業実践の結果、授業前は約7割の生徒が科学技術に不安を抱いていたが、授業後はそのうちの約半数、5割強の生徒が不安を将来への期待に変えたことがわかった。このことより、色素増感太陽電池を正規の授業で取り上げることで、子どもたちの科学への不信感・不安感を払拭できることを明らかにした。
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