研究課題/領域番号 |
24501081
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 千葉県立中央博物館 |
研究代表者 |
斎木 健一 千葉県立中央博物館, その他部局等, 主任上席研究員 (40250055)
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研究分担者 |
中西 史 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (30293004)
林 延哉 茨城大学, 教育学部, 准教授 (60282274)
天野 誠 千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員 (70250149)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 生物検索 / 野外教育 |
研究概要 |
本研究は、研究目的達成のために、次の4つの計画を実行している。(1)検索プログラムに使用する植物画像データの収集,(2)植物形態の認識についての情報収集,(3)検索プログラムの作成、(4)検索プログラムの使用試験。 植物画像データの収集については、デジタルカメラ、スキャナー等を利用したシステムの開発を試みた。その結果、車載の撮影セットを持ち込んで精細な画像を得る方法と、リュックザックに収納可能で現地で使用できるが、画像は車載セットに劣る方法の二つを開発することができた。現在、両者を併用して画像の収集を行っている。 植物形態の認識についての情報収集については、千葉大学、東京学芸大学、青山学院大学の教員免許取得の授業を受講している学生を対象にアンケート調査を行った。 検索プログラムの作成と使用試験は、現在進行中であるが、すでにスマートフォンを対象とした新しいプログラムの使用試験を開始している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
(1)検索プログラムに使用する植物画像データの収集:斎木が撮影済みの画像を半分程度流用しようと考えていたが、新規撮影の画像と比較して差が大きかったため、あらたに撮り直す画像が大幅に増加した。このため、(3)検索プログラムの作成のための画像の提供が滞り、(4)検索プログラムの使用試験においても、不完全なデータをもとに仮のものとして行わざるを得なかった。画像データがそろった時点で、プログラムに画像を入れ直さなければならず、二度手間となってしまっている。
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今後の研究の推進方策 |
(1)検索プログラムに使用する植物画像データの収集については、撮影キットが完成し、各季節毎に収集すべき画像のリスト作成が終了しているので、計画に沿って収集を行いたい。(2)植物形態の認識についての情報収集については大学生に加え、教員研修などに参加する教員や公民館講座参加者などの一般人を対象として収集を行いたい。,(3)検索プログラムの作成、(4)検索プログラムの使用試験については、使用試験の結果をフィードバックし、完成に近づけたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
予定通り、プログラム作成を中心として、研究費を使用したい
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