大学生・院生の創造教育と高大連携を同時に実現するために出張講義を実施し、教えることによる学びを活用した教育法を検討した。学部生・院生のティーチングアシスタントチームで高校科学実験を指導した。学生同士の知識や技術の伝達で実施方法の改善が認められた。出張講義で指導した学生と受講した高校生の一部が小中学生や一般対象の化学展にブースを出展し、成果の活用を試み、高大院連携が初等教育や科学リテラシーなどの地域貢献への有用性も示された。費用やTAの労力に課題が残るが、生徒・学生への高い教育効果を実証することができた。
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