本研究では沖永良部島の水資源(湧水地)に着目し,湧水地の実態把握と湧水地を活用したESD実践を通じて環境教育・ESDを展開していく可能性を検討することを目的とした。 沖永良部島内の90カ所に湧水地の水利用および管理実態について、各地区ごとに整理することができた。また、3つの小学校において試験的な取り組みではあったが、湧水地を活用したESD実践を行うことができた。児童たちには湧水地について調査、発表を行ってもらったことで、水資源に対する意識を高めるとともに、その話題から世代間交流をすすめ、島内の水のあり方を再認識する機会を作ることができた。
|