本研究では,日本のエネルギーを支える技術者の育成を目的とした再生可能エネルギー教育を提案し,同教育の効果について検討を行うとともに,教育内容の改善を行った。本教育の最大の特徴は,様々な組み合わせで利用できるブロック式の実験装置を用いた点であり,同装置の効果についても検討を行った。その結果,ブロック式の実験装置は組み合わせによって,様々な難易度の実験を構築することができるため,シリーズ化が容易となること,学習者のレベルに合わせた実験が可能となることから,再生可能エネルギー教育の教材として有用であることが明らかとなった。また,本教育では学習者の関心・知識・技術などを同時に養えることが判明した。
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