本研究では,安全技術と特許マインドを身に付けた技術者を育成するために,以前に開発した商品改良演習(世の中に流通している安全配慮に欠けた商品に対して,学生がグループ単位でリスクアセスメントを実施して,商品の安全性を高める演習)に「特許教育」,「特許考案の支援」,「特許出願のアドバイス」の3項目を組み込んだ新しい演習プログラムを構築し,本校専攻科機械・電子システム専攻の学生に試行した.担当教員と外部講師が連携しながら,各項目を効率的に実施した結果,幾つかのユニークな発明が考案された.また,アンケートを通して学生から良好な評価を得たことが確認された.
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