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2013 年度 実施状況報告書

FD担当者に対する「伴走者型支援」の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24501122
研究機関東北大学

研究代表者

佐藤 万知  東北大学, 高等教育開発推進センター, 講師 (10534901)

研究分担者 勝野 喜以子 (松本 喜以子)  成蹊大学, 学長室, 講師 (90316935)
キーワード他者支援
研究概要

研究代表者が平成25年7月から平成26年3月まで、出産に伴う産休、育休を取得したため、計画段階で予定していたパイロットスタディは平成26年4月以降に行うこととした。今年度は主に、伴走者型支援を行う際に、担当者(支援される者)と伴走者(支援者)が情報共有をするために必要なツールの要件を明らかにした。
ツールで行うのは①設定した目標に関連する日々の出来事をメモし、伴走者と共有②面談の内容を伴走者が整理して記録し、担当者のリフレクションを促すことの2点である。ツールに必要な要件は以下のとおりである。(1)インターネットを利用したマルチデバイス対応(2)管理者、伴走者、担当者の書き込み、閲覧のコントロールが可能でありセキュリティが考慮されている(3)低コストで運用・管理が容易。これらの要件を念頭に、試験的にツールを開発した結果、以下のような機能をもつページが必要であることが明らかになった。(A) 管理者ページ:伴走者と担当者のユーザー登録やマッチングなどを行う。複数のIDが管理者として登録できることが望ましい。(B) プロフィール:伴走者と担当者の情報を入力。課題なども掲載し、マッチングに活用できるようにする。(C) 目標:設定したターゲットや面談のテーマなどを記入する。(D)日誌:日々の出来事の中から、ターゲットにしている内容に関連する情報をメモする。その際、自分がどう感じたのかを表現する機能を設ける。(E) 面談記録:担当者と伴走者の双方で、今日の面談の要点などを整理して記入するためのページ。
これらのツールを独自開発した場合、設置するサーバの維持・管理・セキュリティ保全などのコストが発生する。また、一般に提供されているグループウェアを活用する場合、公開設定などが、登録した本人にしかできない場合があるため、注意が必要である。これらの点についてはパイロットスタディを通じて検討する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究代表者が平成25年7月から平成26年3月まで出産に伴う産休、育休を取得したため。

今後の研究の推進方策

研究計画を1年ずらして実施することとする。
平成26年度は前半にパイロットスタディを実施し、後半はパイロットをもとに、伴走者型支援に必要なツールの開発と伴走者型支援の理論枠組みの構築に着手する。パイロットスタディの被験者は支援を受ける側に2名、伴走者として2名を予定しており、支援を受ける側2名、伴走者1名を確保、伴走者を1名交渉中である。また、得られた知見を平成27年度に学会もしくは学術誌に発表をするための準備を始める。7月には国際学会で大学教員の専門職アイデンティティ構築に関する発表を行う。

次年度の研究費の使用計画

研究代表者が出産のため産休、育休を取得したため。
平成25年度の計画を平成26年に実施する。

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公開日: 2015-05-28   更新日: 2015-06-16  

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