研究課題/領域番号 |
24501125
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
松藤 みどり 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (30271464)
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研究分担者 |
大塚 和彦 筑波技術大学, 産業技術学部, 准教授 (80331304)
馬場 景子 日本福祉大学, 非常勤講師 (80424943)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 英語 / アメリカ手話 / SignWriting / QRコード / 聴覚特別支援学校 |
研究実績の概要 |
検定教科書の一つであるNew Horizon English Course(東京書籍)1年~3年で使用されている単語および熟語の撮影はすでに一通り終えていた。しかしながら、見直しの段階で、アメリカ手話の異型のうちどれを取り上げるか、熟語はどのように切り出したら良いかなどの議論にかなりの時間を要したため、撮り直しを年度内に終えることができず、来年度に持ち越すことになった。従って、SignWritingの記号をつける作業も遅れている。 研究分担者の馬場景子氏の提案する特殊な手話ペンを用いた二次元ドットコードに変わる汎用性の高いツールを検討していたが、さまざまな試みののち、スマートフォンを用いてQRコードにアクセスする形式にすることに決めた。このことにより、予定していた印刷媒体の枠組みの変更を検討し、静止画像は掲載しない方向で作成に取り組んでいる。 9月に高知で行われた第52回日本特殊教育学会においてQRコードを用いたポスター発表を行い、視聴者にポスター上のQRコードにアクセスしてもらい、効果を確認することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
撮影の終わった手話画像を吟味し、撮影し直すのに想像以上に時間がかかった。研究協力者の予定や撮影するスタジオの空きとの折り合いをつけることが難しかったことも一因である。 当初予定していた二次元ドットコードに代わるツールを検討するのにも時間がかかったが、最終的にはQRコードを使用することにした。 研究分担者の入院および病気療養があったことも遅れた原因である。
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今後の研究の推進方策 |
5月中に撮り直しをすべて終えて、SignWritingの付与作業に入る。これは手作業なので時間がかかる。QRコード作成は一部を試みているので、全体の作成にはさほどの時間はかからないと思われる。ろう教育科学、全日本聾教育研究会、聴覚障害英語教育研究会などで成果発表をする予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初、計画していた二次元ドットコードの代替物を見つけるのに予想以上に時間がかかった。QRコードを採用することに決まったが、最終的な仕上がりをどうするか、決定に至らず、作業が進められなかった。このためQRコード作成委託費、追加する手話のモデルの謝金、学会発表の旅費、印刷体の報告書の作成費が次年度使用額となった。
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次年度使用額の使用計画 |
QRコード作成委託費、追加する手話のモデルの謝金、学会発表の旅費、印刷体の報告書の作成費に当てる予定である。
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