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2015 年度 実績報告書

携帯型端末を活用したプレゼンテーションツール高機能化による授業改善に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24501130
研究機関東京工業大学

研究代表者

室田 真男  東京工業大学, 社会理工学研究科, 教授 (30222342)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードプレゼンテーションソフトウェア / オーディエンスレスポンスシステム / レスポンスアナライザ / アクティブラーニング / 携帯型端末 / 質疑主導型授業
研究実績の概要

「携帯型端末を活用したプレゼンテーションツール高機能化による授業改善に関する研究」と題する本研究は,携帯型端末と連携することによりプレゼンテーションツールを高機能化するソフトウェアを開発し,授業を改善する機能を提供することを目的とした。プレゼンテーションツールは,世の中で広く用いられているパワーポイントをターゲットとし,アドオンソフトを組み込むことにより,様々な機能を実現した。
まず,教師がもつ携帯型端末とパワーポイントを連携されることにより,スライドのリモート操作,携帯端末による写真撮影と同時に写真をスライドに貼り付ける機能が可能となった。これらの機能により,教師は教壇から離れて授業が実施でき,生徒(学生)の活動を写真によりクラス全体で共有することが可能になった。
次に,生徒(学生)が一人一台の携帯型端末やPCを有する環境を想定し,パワーポイント組み込み型のオーディエンスレスポンスシステムを実現した。パワーポイント上で制作したクイズに対し,生徒(学生)が回答を端末上で入力することにより,回答結果を集計して即座にグラフをスライドに貼り付けることが可能となった。本機能により,質疑主導型授業が可能になり,ピアインストラクション等のアクティブラーニングの実施が容易になる。更に,二つのクイズの回答結果グラフを比較する機能も有し,例えば,授業前後での回答比較など,授業を効果的に実践するための機能も実現した。
開発したソフトウェアの性能評価実験およびユーザビリティ試験を行い,40人程度の同時接続環境でも十分高速なレスポンスが得られること,ならびに,特別な新しい知識を有さずとも,新機能が利用可能であることを確認した。
本研究の成果は,パワーポイントを利用した授業をインタラクティブにそしてアクティブラーニングの実施を容易にするもので,実用性が極めて高い。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 授業導入が容易なPowerPointアドイン型オーディエンスレスポンスシステムの改良と評価2016

    • 著者名/発表者名
      川島陽一郎,室田真男
    • 学会等名
      日本教育工学会研究報告集
    • 発表場所
      香川大学
    • 年月日
      2016-03-05
  • [学会発表] 授業への導入が容易なPowerPointアドイン型オーディエンスレスポンスシステムの改良2015

    • 著者名/発表者名
      川島陽一郎,室田真男
    • 学会等名
      日本教育工学会第31回全国大会
    • 発表場所
      電気通信大学
    • 年月日
      2015-09-23

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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