前年度に構築した二段階構成の科目ポートフォリオページ作成支援システムについて国際学会での発表を行い、拡張と改善を行う開発を進めた。 学生の学習状況をチェックするe-Learningテストの作成支援をする基礎的調査と開発を行った。教員の求める難易度・分野分布に合わせて既存の問題からの選択を行うものである。 購入したテキストマイニングツールとデータベースシステムを使い、システムに必要な基礎データの前処理と獲得の効率化を図った。 科目「情報」を対象にした入学時のプレイスメントテストの結果の分析と、プレイスメントテストの問題構成と大学での情報リテラシー教育との項目分析に参加し、諸年次教育および情報教育を主題として高大での学習システムの連結のための基礎調査を行い、学会発表を行った。 研究期間全体を通して、カリキュラムの横断的な検索と理論的分析、そしてアンケートを実施し、学生側のサービス要求・情報提供需要と教育者からのトップダウン的な情報伝達要求との統合を図った。結果として得られた情報を提供する手段として、e-Portfolio システムへの反映を企画した。Learning Portfolio のテンプレート作成およびテンプレート作成を支援する超テンプレート作成の二段階形式の支援の枠組みを構築した。また、個別科目の学修支援とカリキュラム習得の支援とを連携して行うために、組織のシラバスに含まれるキーワードを抽出したデータベースからカリキュラムマップを作成する手法の構築手法について検討と実装を行った。
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