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2013 年度 実施状況報告書

オンライン・ピア・アセスメントにおけるトラスト・マネジメント

研究課題

研究課題/領域番号 24501140
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

藤原 康宏  兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (30305338)

キーワード教育工学 / ピア・アセスメント / 学習評価 / トラスト
研究概要

本研究では,インターネットを利用して,実際に会ったことがない学習者による相互評価(オンライン・ピア・アセスメント)において,学習者が評価結果を受け入れるかどうかの判断材料の1つとして,評価者の「客観的な評価能力」及び過去の被評価者からの「主
観的な評価」(評判)を組み合わせたトラスト・マネジメントツールなどを提案し,その試作を行う.本研究では,オンライン・ピア・アセスメントの支援のために,1.実際に会ったことがない学習者間のピア・アセスメントの文脈でのトラストの構築,2.いつで
もどこでも評価を実施できるモバイル・ピア・アセスメント環境,3.リアルタイム・ピア・アセスメントに対応した動的なピア・アセスメント管理手法について検討を行う.
25年度は、これらのうち「リアルタイム・ピア・アセスメントに対応した動的なピア・アセスメント管理手法」を中心に取り組んだ.評価能力が低い学習者や,受けた評価が低い学習者については,指導者の介入が必要になる場合があり,該当する学習者を自動的に抽出するアルゴリズムに取り組み,プログラムを試作した.e-ラーニングでは,学習者によって学習の進度に差があることを前提としているため,学習進度が近い者を制約とした評価者割り当てアルゴリズムを開発した.また,本研究では,相互評価の結果を示す際、評価者の評価能力などを,個人が特定されない形で開示する.システム開発と並行して,開示方法について,匿名性,プライバシの観点から調査を行うための質問紙を作成した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

開発については,ほぼ計画通りに進行していた.しかし,フィードバック情報についての匿名性,プライバシに関する調査は,質問紙作成は行ったものの,実施には至っていない.

今後の研究の推進方策

前年度に実施できなかった質問紙調査を実施する.それ以外については,計画通りの実施を目指す.

次年度の研究費の使用計画

予定した質問紙調査を年度内に実施できなかったため.
本年度予定していた調査を次年度に実施し,その費用に充当する.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 一般ユーザのリスク認知に関する一考察2014

    • 著者名/発表者名
      藤原康宏
    • 学会等名
      電気学会全国大会
    • 発表場所
      愛媛大学(松山市)
    • 年月日
      20140318-20140318
  • [学会発表] Toward Dependable Online Peer Assessments2013

    • 著者名/発表者名
      Yasuhiro Fujihara
    • 学会等名
      IEEE Region 10 Humanitarian Technology Conference(HTC2013)
    • 発表場所
      Tohoku University, Sendai
    • 年月日
      20130827-20130828

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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