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2014 年度 実績報告書

ICTを活用した「ジェネリックスキル」の効果的育成に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 24501146
研究機関放送大学

研究代表者

青木 久美子  放送大学, 教養学部, 教授 (90392290)

研究分担者 中平 勝子  長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80339621)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードジェネリックスキル / 学士力 / ICT活用教育 / 遠隔教育 / 学習アウトカム
研究実績の概要

本研究においては、近年大学教育の分野で議論され始めているジェネリックスキルについて、海外の先進的な大学において、それが学習アウトカムとしてどのように定義され、特に、情報通信技術(ICT)を活用した遠隔教育やブレンデッドラーニングを行う中で、そういったジェネリックスキルの育成が、どのような形でカリキュラムや授業に組込まれており、そのためにどのようなシステムやツールが活用されているのかを調査し、今後、日本の大学や学部においてジェネリックスキルを育成していく方針や戦略・方法を考えるにあたって、参考とできるような資料を作成することにある。近年では、米国において「スキル・ギャップ」といわれているように、大学を卒業するまでに修得されていると考えられる知識や能力と、実際に職場で求められている知識や能力との間に大きなギャップがあることが問題視されている。今回の調査により、これにあたって米国のオバマ政権においてはコンピテンシーに基づく教育(competency-based education)という従来の授業時間による単位認定とは根本的に異なった形の成績評価が行われてきており、そういった教育も連邦政府の奨学金の対象になりえるようになったことが判明した。ジェネリックスキルの養成には、文脈から外れた教室内等での講義やデモによるものではなく、実際の文脈の中でスキルを実践する機会を与えることがより効果的であることも分かっている。それには、学習者が主体的に学習していく姿勢も必要であることが分かった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] From On-Air to On-Line: Challenges in Institutional Paradigm Shift at the Open University of Japan2015

    • 著者名/発表者名
      Kumiko Aoki
    • 学会等名
      TCC 2015 Conference: Hawaii 2-1: The Future is Now
    • 発表場所
      米国ハワイ州ホノルル
    • 年月日
      2015-03-18
  • [学会発表] University of Tomorrow2015

    • 著者名/発表者名
      Kumiko Aoki
    • 学会等名
      Global Education Dialogue Korea 2015: The Role of Technology in the Race for Global Talent
    • 発表場所
      韓国ソウル
    • 年月日
      2015-02-26 – 2015-02-27
    • 招待講演
  • [学会発表] コンピテンシーに基づく教育(Competency-Based Education)の可能性2015

    • 著者名/発表者名
      青木久美子
    • 学会等名
      セミナー「グローバルな学びの最前線 - 教育現場および企業におけるICT活用教育の現状と未来 -」
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2015-01-30
    • 招待講演
  • [学会発表] Open Education and MOOCs in Japan: What are they for?2014

    • 著者名/発表者名
      Kumiko Aoki
    • 学会等名
      The IAFOR North American Conference on Education
    • 発表場所
      米国ロードアイランド州プロビデンス
    • 年月日
      2014-09-26

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公開日: 2016-06-01  

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