研究課題/領域番号 |
24501155
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研究機関 | 岐阜聖徳学園大学 |
研究代表者 |
大石 晴美 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (50387479)
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キーワード | 教授法・学習理論 / 英語教育 / 第二言語習得論 / リーディング指導 / ExtensiveReading / 教育工学 / 脳認知科学 / 脳活性状態 |
研究概要 |
[研究の目的と方法] 本研究の目的は、英語のリーディングにおいて、多読(Extensive Reading, ER, Krashen,1984) が効果的であるとの立場から、学習者に英文を多量に継続的に読ませその効果と脳活性状態の変化を測定するものである。実験としては、6か月間、英語を読むことに取り組み、その前後で、読解力と脳活性状態の変化を計測した。 [研究経過] 平成24年は、日本人学習者のER学習前の脳活性状態を観測した。そして、6か月間のER学習を開始した。平成25年は、ER学習を継続的に行い、学習後の脳活性状態とアンケート調査、インタビューを実施した。平成26年度は、研究の総まとめをする。ER学習の効果を英語力、脳活性状態、インタビューデータから分析をする。おおむね計画は順調に進んでいる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度は、1)先行研究レヴュー 2)ER学習教材の検討、3)課題の作成 4)ERの期間の検討と学習者の指示、5)学習者へのアンケート作成、6)実験参加者への同意書作成、7)実験補助者との打ち合わせをし、実験を開始することであった。当初の計画通り実験参加者の依頼と把握をし実験を開始した。 平成25年度は、計画通りに実験を進めた。1)ER学習前に脳活性状態と英語力の測定2)ER学習開始、3)ER学習後に脳活性状態と英語力の測定、アンケート調査を行った。現在データ処理中である。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、これまでの研究の総まとめとして、データ分析をする。研究結果がまとまり次第、国内外の研究発表に応募する。研究発表において、得られた示唆から、データ分析方法を検討する。さらに、データ分析、検討を続け、最後に、研究報告書としてまとめる。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度に光トポグラフィをレンタルし、実験を実施する予定であるため。 1.物品費 25万 2.旅費 1)10万 3.謝金 20万 4.その他 1)光トポグラフィレンタル料 90万 2)研究成果投稿料 5万 3)印刷費 5万 その他 87,887円
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