電磁気学の授業に、タブレットPCによる協調学習支援システムを導入して、高度化を試みた。まず、毎回5~6名の2グループに、課外で復習テーマでの課題解決を行わせた結果を、授業で発表させたが、課題解決に時間がかかり過ぎ、担当外の学習者は、議論に参加せず、授業者は、事実上同じテーマの授業を2回やることになった。そこで、シナリオを変更し、毎回各3名からなる6~8チームに、2題の予習課題のプランニングを分担させ、授業においては、サーバに上げられた課題ごとに複数のプランの発表をさせ、授業者が発展的講義も交えて比較議論を誘導しながら問題解決を行わせることで、テーマをこなしつつ授業の高度化を図ることができた。
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