本研究は、水族館という水生生物を生きた資料として扱う科学系博物館を基盤とし、子供たちが積極的に学習できるエデュテインメント志向の透過型液晶モニタを用いた体験型学習支援システムを設計・開発するものである。 最終年度である平成26年度は、前年度までに行った基本設計を引き継ぎ、これまで、国内外を視察調査することで得られた知見を詳細設計に活かすことで、実験機器の開発を行っている。具体的には、設置施設の水槽のサイズに合わせ、透過型液晶ディスプレイや赤外線によるタッチセンサー、稼働システムを内装したセットトップボックス、振動型スピーカー等を組み合わせた次世代型水族館学習支援システム“Glass Viewer”を開発している。完成した“Glass Viewer”はマリンワールド海の中道水族館に設置し、実証実験を行っている。被験者の操作ログや滞留ログなどの定量評価に加え、アンケートやインタビュー等による定性評価の実験データは詳細に分析し、国際学会にて発表するため論文執筆を行っている。
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