研究課題/領域番号 |
24501166
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研究機関 | 沖縄大学 |
研究代表者 |
渡邉 ゆきこ 沖縄大学, 人文学部, 教授 (60320529)
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キーワード | データベース / 中国語 / 音声 / 発音 / e-Learning |
研究概要 |
本研究で開発を行った中国語音声データベースは、特に音声の習得が難しいといわれる中国語の音声に関する教育に資し、音声教育に関する教員の負担を軽減するばかりでなく、特に機会的な反復練習が有効とされる音声の聴解練習などをより効率的に行うことができるようにするものである。 検索は、音節数、子音の有無とそのカテゴリー、母音、声調の4カテゴリーを自由に組み合わせて行うことができ、LMS上にすでに収録されてある約5千の単語から、必要とする特徴を持つ単語を瞬時に検索し、活用するというシステムである。 このデータベースを使用すれば、授業の震度に合わせ、教員はそのポイントとなる音声的特徴に合致する音声を収録済みの約5千単語から検索できファイル上に貼り付けて教材を作成することができるばかりでなく、音声をインターネットを使用したLearning Management System(LMS)上に用意された自動採点可能なテストのテンプレートに貼り付けることにより、簡単に練習問題を作成することも可能にするものである。中国語の初学者が最も苦手意識を持ちがちな発音の学習をe-Learningシステムを活用することにより最小限まで軽減し、中国語の普及を図るものでもある。 データベースは平成24年度に完成し、大阪大学サイバーメディアセンターの細谷行輝教授が開発したLMS・WebOCM_nextに実装されている。しかし、WebOCM_nextが昨年3月、急遽が大幅なバージョンアップを行うこととなったため、システムに完全に依存している当該データベースは使用不可能となった。そのため、本来発音教育が重点的に行われる新学期に使用・検証することはできなかった。また、当初平成26度後期から使用可能となるはずだったが、開発が遅れたため、データベース自体の動作確認も十分に行うことはできなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
上記の「研究実績の概要」でも詳述したように、データベースが実装されているLearning Management Systemが大幅なバージョンアップで1年間使用できなかったため、動作確認も実証研究なども行うことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
幸いLMSのバージョンアップは今年3月ほとんど終了し、データベースの使用も可能となっている。すでに動作確認を終了しており、現在新入生向けに鋭意教材を作成して、その効果や問題点について検証中である。 この成果は来年3月に行われるe-Learning教育学会で発表することにしている。
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