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2013 年度 実施状況報告書

医学歯学教育における術者目線3Dムービー作成・供覧・遠隔指導システムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 24501176
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

須永 昌代  東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 助教 (90581611)

研究分担者 木下 淳博  東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 教授(Professor) (10242207)
小林 宏明  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教(Research Associate) (50396967)
金澤 学  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教(Research Associate) (80431922)
岩城 麻衣子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教(Research Associate) (70544500)
キーワード3D映像 / 教材開発 / バーチャルリアリティ / eラーニング / 医学教育
研究概要

前年度に引き続き、新たに作成した術者目線の3Dムービーの評価を行い、明らかになった問題点の改良を進めた。
平成25年度では、3Dスーパーインポーズ録画機能の拡張を行った。
1.録画機能の追加:既存ソフトに録画機能を実装し、3Dスーパーインポーズで指導している3D映像をそのまま録画できるように改良した。(1)録画の形式はSidebySide 形式で出力する事とする。L・R形式での出力は行わない。(2)録画時にファイル名を指定出来るようにする。(3)キー操作だけでなくマウス操作で録画の開始・終了が行えるようにする。(4)録画したものを既存ソフト上で再生出来るようにする。その際スーパーインポーズも同時に行う事が出来るようにする。2.機種を選ばず再生できるよう再生機能の追加を行った:既存ソフトにSideBySide 形式での再生機能を追加し、時分割方式で再生するかSideBySide 形式で再生するかを選択できることとした。3.奥行き感が正しく見えるように立体感の調整を行った:(1)既存ソフトに視差調整機能を追加し、撮影前に被写体距離や撮影条件に合わせて上下左右の視差を手動で調整できるように改良した。(2)既存ソフトの奥行パラメータを検証、修正し、学生に提示する想定環境において、奥行感が最も自然になるように修正した。
「術者目線のオリジナル3Dムービー作成・供覧システムの歯学科う蝕制御学講義への応用と評価」について、第38回教育システム情報学会全国大会にて成果報告を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成25年度は、現システムの改良を中心に研究を推進し、システムの改良だけでなく、これまでの研究から得られた評価をもとに撮影方法の検討も行った。これらの成果をもとに、義歯の製作過程における筋形成(義歯床辺縁位置や厚さなどを口腔内の筋肉の動きに調和させるために行う印象採得方法)の術者目線3Dムービーの撮影をしたところ、通常のビデオでは表現しづらい印象採得における手技や材料の用い方など、これまでより、見やすく、安定した画質で、長時間の視聴が可能なムービーを作成することができた。歯学科1年生や大学院生への講義で活用したところ、良好な評価を得た。講義室内での映像の見え方に差があった意見もあったが、有効な撮影方法が確立できたと思われる。

今後の研究の推進方策

学生に教材として提供するには、質の高い3Dムービーの作成が必要である。今年度は、システムの改良を進め、有効な撮影方法を確立することができた。今後は、口腔衛生・歯周病分野での術者目線3Dムービー教材を作成し、3D触力覚入力装置を活用した映像の撮影を行い、それらを学生に活用し、評価を得たい。

次年度の研究費の使用計画

研究分担者の予算残額が少額となり、年度内に無理に少額物品を購入するよりも、翌年度分と合わせて必要な物品を購入した方が、研究目的の達成に資するため。
各研究分担者に残額を上乗せして配分し、研究に必要な物品を購入する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 術者目線のオリジナル3Dムービー作成・供覧システムの歯学科う蝕制御学講義への応用と評価

    • 著者名/発表者名
      須永昌代,大槻昌幸,池田正臣,田上順次,木下淳博
    • 学会等名
      第38回教育システム情報学会全国大会
    • 発表場所
      金沢大学

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公開日: 2015-05-28  

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