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2012 年度 実施状況報告書

難易度推定に基づく多読図書推薦支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24501183
研究種目

基盤研究(C)

研究機関信州大学

研究代表者

RUZICKA DAVID ED  信州大学, 全学教育機構, 准教授 (70436898)

研究分担者 新村 正明  信州大学, 工学部, 准教授 (20345755)
BRIERLEY Mark  信州大学, 全学教育機構, 外国語准教授 (70646877)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードe-ラーニング / 語学学習 / 多読 / レベル推定
研究概要

先行研究において,学生の主観に基づく集合知により図書の推薦を行うシステムを開発した.本研究では,学生の通読能力の測定と,その測定結果や学生の多読状況から,図書の難易度の決定方法を確立する.この方法により,学生の主観や,出版社毎に異なる難易度基準によらず,統一された基準に基づく図書の難易度の決定と,それを用いた客観的データにに基づく高精度な図書の推薦を目指す.
本年度は,前期において,学生の通読能力の測定のために,オンラインテストシステムの開発を行った.このシステムはWebアプリケーションとして,いつでもどこでも受験できるものとした.さらに,オンラインテストの結果と学生の多読状況等から,学生の通読能力を判定する,暫定的な難易度決定手法を決定した.
次に,後期において,100人以上の学生を対象としたオンラインテストの実践を行った.このオンラインテストの受験結果と,多読の状況から,難易度決定手法の評価検討を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

実施計画においては,本年度の計画はオンラインテストシステムの開発と,授業における実践であった.
本年度は,オンラインテストシステムを開発し,100名を超える学生を対象とした実践までを行ったことから,当初年度計画においては100%の達成度となっている.

今後の研究の推進方策

今後は,オンラインテストを繰り返し実施し,レベル推定方法の評価検討を行う予定である.このため,授業における実践が必要不可欠となる.そこで,本年度より,授業実践を行っている研究者を共同研究者として増員した,これにより,レベル推定の評価検討への対応準備も整った.

次年度の研究費の使用計画

オンラインテストの精度向上のために,学習者の多読の状況との比較が必須となる.そこで,学習者の多読レベルをより細かく把握するために,レベル推定に必要な難易度の層の多読用図書の購入を研究費にて行っている.
本年度の多読図書の購入において,当初の予定より安価に購入できたため,35,200円の次年度使用額が発生した.これは,平成25年度分の研究費と共に,多読図書の購入費にあてる.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Development of the Online Self-Placement Test Engine That Interactively Selects Texts for an Extensive Reading Test2012

    • 著者名/発表者名
      Kosuke Adachi, Mark Brierley, and Masaaki Niimura
    • 雑誌名

      Intelligent Interactive Multimedia: Systems and Services

      巻: 14 ページ: 213-222

    • DOI

      10.1007/978-3-642-29934-6_21

    • 査読あり
  • [学会発表] The Extensive Reading Foundation's Online Self-Placement Test2012

    • 著者名/発表者名
      Mark BRIERLEY, Kosuke ADACHI and Richard Lemmer
    • 学会等名
      JALT Pan-SIG Conference
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      20120616-20120617
  • [備考] オンラインテストシステムURL

    • URL

      https://erfpt.ealps.shinshu-u.ac.jp/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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