本研究は,児童について教員が分析を行い,コメントを記入するという形でフィードバックする教育実践を対象としている.その中で,各教員に応じた支援を実現するテキストマイニング等の活用方法について検討することが研究目的である. 教職経験を積み何度も所見を記述していると,パターンが固定化して単語のレパートリが広がらず,偏りが生じやすくなる.このような記述の偏りとして,他の教員と比較して特に多用しがちな特徴的な単語がある.テキストマイニングを用いた所見の教員間比較から特徴単語を抽出し,現職教員に対する実験を実施したところ,特徴単語の活用が所見記述を支援することが示唆された.
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