本研究では,自由記述式のコースウェアを対象に,合格点に到達しない場合は繰り返し学習を行うことによって個別学習が可能なSCORM1.3対応LMSを開発した。また,C言語及び英語のコースウェアを作成し,授業で運用することによって,得られた学習データ(得点と学習時間)をMTS(マハラノビス・タグチ・システム)で分析する新しい方法を提案した。この結果,同一学習者へ問題項目を再提示することなく,コースウェアの構成に影響を及ぼす問題項目を推定した。自由記述式と選択式の繰り返し学習型コースウェアを比較することによって,学習者や問題項目の差異を明らかにした。
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