このプロジェクトの目的は、学習者各自で確認できるプロフィールの作成によって、の英語に関する自律的動機付けを保てるかどうかを調査することである。データ収集は平成26年度に完了したが、その分析及び報告は終えることができなかったため、平成27年度に完了した。研究を始めた際には、モーバイル・ラーニングは何らかの影響があると予想していたが、実際に研究を行ってみると、その影響は思った以上であった。特に、学習者は授業外にもタスクに取り組みたいという意思を示したが、それをどのように効果的にできるかが困難であった。そのため、スマートフォンを通しての取り組みについてのトレーニングを具体的に調査することにした。 前年度中にデータベースの入れる語彙と文法と、英語の意味、和訳、音声など、それから学習者用のインターフェースのデザインを終えた。その研究結果を7月にスペインで開催されたInternational CALL Research Conferenceという国際学会大会で発表をした。研究をしているうちに明らかになったのは、学習トレーニングは大きな影響を与える可能性があることであり、その結果をスタンフォード大学のPhilip Hubbard教授と共同で、9月にイタリアで開催されたEuroCALL国際学会大会で結果を発表した。その研究の結果を現在ケンブリッジ大学出版局の査読付きのReCALL Journalに提出する予定で、執筆中である。一部の結果は8月に査読付きのCALICO Journalにて出版済みである。
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