研究課題
本年の研究では、昨年度に続いて簡易脳波計を用いて、記憶に関する相関分析を行い、処理プロセス中のγ波とθ波+α波のパワースペクトルおよびγ/(θ+α)を実験により比較分析した。その実験の結果から、指標を用いたフィードバックシステムを構築した.実験により,被験者の脳波から記憶時の学習状態を把握する事が可能で,脳の活性状態を維持するフィードバックを行う事により記憶問題の正解率の向上が可能と判明した.また、以前より勧めているβ/αによる知力の働きも明確に出てきた。そこで、これらの知力の状態と記憶の状態を詳細に分析することにより,脳の活性度や学習の集中度及び記憶に関する基礎データが得られてきた。こうした状況から、このβ/αの値とγ/(θ+α)の値を測り、学習者に遠隔教育システムへ効果的なフィードバック情報を明示し、学習者にとって効果のある情報を提供するような応用システムへの研究を行った。(θ+α)/(10×low_γ)の平均値がサポート有りの方が高い時に、覚えるリスタートの指示を出すタイミングが良いと被験者は通常よりも効率よく課題に取り組め,正答率も向上すると考えられる。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (2件)
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