研究課題/領域番号 |
24501233
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研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
矢島 邦昭 仙台高等専門学校, 情報ネットワーク工学科, 教授 (90259804)
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研究分担者 |
菅谷 純一 仙台高等専門学校, ICT先端開発センター, 准教授 (30154454)
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キーワード | シーケンス学習キット / 国際出前授業 / PBL / アクティブラーニング / PLC / シーケンス実験 |
研究概要 |
国際交流が盛んになっている高専において、海外研修生から要求の高いシーケンスの学習キットの開発を行う。基本であるリレーシーケンスからPLCまでを実験実習することが可能である。これに伴うWebコンテンツの開発も行う。海外研修生の利用を考え、実験キットのテキスト、Webコンテンツは英語で開発する。実験キットはゲーム性を上げ、手動操作からセンサを用いたオートモードの開発までをステップバイステップで難易度を上げていくように設計している。PBLの課題、アクティブラーニングの素材として本キットを適用できることを念頭に開発を行っている。本キットを海外への出前授業、TV会議システムを用いた遠隔との同時授業、Webコンテンツ学習後の機材の貸し出しによる自学学習の環境を提供する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
学習キットの開発に時間を有している。 見えやすい、わかりやすい、操作性を考慮することで、アクリル板上への部品の配置、センサ、PLCなどの設置方法とアクリル板の加工に時間を有している。 Webコンテンツとの連動や学生の集中度を途切れないようするためにゲーム性を上げようとすることで、加工が困難となっている。 また、出前授業を意識して堅牢さと軽量化が相反する物であり、作業工程が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
設計の早期終了と試作品の最終製作までを速やかに行い、Webコンテンツとの連携、実験装置の耐久性などを調査する必要がある。 設計、製作の早期実現のために、技術職員との連携を密して、作業効率を向上させる。 開発したシステムの実用性、有効性を確認するために、本校に訪れている海外研修生に実際に使用してもらい、開発したシステムの評価を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
実験キットの製作が計画より遅れ、海外への出前授業、国際会議での報告、国内での研究発表が思ったように遂行されていないため。 制作予定のキットのセット数がまだ半分程度であり、耐久試験や出前授業が実施できていないためである。 技術職員への制作依頼、設計の修正を迅速に行う。 プロトタイプを8月迄には完成させ、10個程度の実験キットの作成を行う。
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