研究課題/領域番号 |
24501244
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研究機関 | 総合研究大学院大学 |
研究代表者 |
伊藤 憲二 総合研究大学院大学, その他の研究科, 准教授 (90345158)
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キーワード | 科学史 / 原子核研究所 / 物理学史 / 占領期 / 日本 |
研究概要 |
平成25年度は、資料収集と分析を続行しつつ、幾つかの研究発表を行い、論文の執筆を進めた。第一に、資料収集に関しては、7月に英国ケンブリッジ大学チャーチル・コレッジ・アーカイブズ・センター及び英国国立文書館、10月に米国カリフォルニア大学バークレー校にて調査を行った。口頭発表は三件、すべて英語、そのうち二件は国外(マンチェスターおよびシンガポール)で行った。一件は、占領期の核物理に関するもの、一件は原子核研究所に関するもの、一件は核物理・原子力の歴史研究の方法論に関するものである。出版物としては、『年報 科学・技術・社会』に原子力の問題に関する短い文章を寄稿した。論文執筆に関しては、原子核研究所の創設をめぐる問題についての英文の論文を執筆し、現在草稿段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
今年度は、最初の国際学会での発表を一度行う予定であったが、二回行うことができ、また、現在執筆中の論文のテーマは、より広い展開を示すことが分かり、複数の論文に発展する可能性が高いと思われるため。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、前年度執筆した論文を国内外の学会で発表した上で、推敲を進めて投稿する。並行して、占領期についての論文を執筆する。
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次年度の研究費の使用計画 |
年度末に出張をしたため、その費用が最後までとっておくように支出を計画したが、見込んだよりも金額がかからないことが判明するのが遅かったため、予算計画を対応して変更出来なかった。 次年度の文献資料の購入費および研究会出席のための旅費に当てたい。
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