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2013 年度 実施状況報告書

人工信号源を用いた地下埋蔵物探査

研究課題

研究課題/領域番号 24501255
研究機関秋田大学

研究代表者

西谷 忠師  秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10134082)

キーワード地下埋蔵物 / 構造探査 / 人工信号 / 同期 / GPS信号 / 位置決定
研究概要

本研究の目的は人工の磁場と電流の信号応答を測定・観測することにより、地下構造を推定する基礎を確立することにある。前年度で信号の同期をとることに若干の不都合が生じたため、本年度はGPS信号をモニターして、GPS信号の受信状態が悪い場合には同期をとらないように工夫した。この工夫のもとに、磁場発生コントロール装置と電流投入コントロール装置のプロトタイプを作成した。また、GPS信号は地上の位置情報も得られることから、測定場所を特定するため、市販のGPS測定装置を利用して、数センチメートル以内で正確な位置を特定する手法を検討した。この正確な位置情報と観測データを組み合わせて、効率的な測定・観測方法を目指す予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

前年度に懸案であったGPSの受信状態が悪い場合に不都合が生じていた点を解決したことと、GPSとして普通に使われている位置を正確に決める装置として市販の受信器を用いて位置情報を取り込めるようになったことから、当初の目的に照らして、研究はおおむね順調に進展していると言える。

今後の研究の推進方策

磁場発生コントロール装置と電流投入コントロール装置のプロトタイプをより完成度の高いものに改良した後、パワーアンプに導いて、野外で実証試験を行う。この結果をもとに、コントロール装置の改良を行い、野外装置を完成させる。移動観測を容易に行うための工夫を施し、使い勝手の向上と野外での使用に耐えるよう改良を加える予定である。また、観測データを可視化する方策も行う。

次年度の研究費の使用計画

磁場の発生装置と電流の投入装置はコントロール装置に依存する。そのため、コントロール装置の制作を優先したため、他の項目の予算は次年度に繰り越した。
コントロール装置の改良版が完成した後に予算を使用して装置を完成させる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 秋田県仙北市角館町白岩における登り窯の調査

    • 著者名/発表者名
      西谷忠師、坂中伸也、山口大輔、高橋綾子、武田裕介、河野輝樹、大本将行
    • 学会等名
      日本文化財科学会
    • 発表場所
      弘前大学総合教育棟 ( 弘前市文京町)

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公開日: 2015-05-28  

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