• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 研究成果報告書

インド・アジャンター石窟壁画消失メカニズムの解明に向けた微生物生態学的調査

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 24501261
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 文化財科学
研究機関独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所

研究代表者

佐藤 嘉則  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, その他部局等, 研究員 (50466645)

研究分担者 島津 美子  国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 助教 (10523756)
木川 りか  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, その他の部局等, その他 (40261119)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード微生物劣化 / 壁画保存 / インド・アジャンター石窟 / バイオフィルム / 黒色付着物質
研究成果の概要

インド共和国にあるアジャンター石窟寺院には貴重な壁画群が存在する。しかし、石窟内部で広く確認される黒色物質が、壁画上に粘着して土壁そのものを溶解して壁画を消失させるという深刻な被害をもたらしており大きな問題となっている。本研究では、現地から採取した黒色物質の微生物および理化学性解析から、①黒色物質は微生物バイオフィルムであり、②黒色物質のある土壁ではセルロース量が減少していること、などが明らかとなった。かつて石窟内にいたコウモリの糞尿による水分や有機物の供給が微生物バイオフィルムの基となり、バイオフィルム内の微生物がスサを分解して壁画の剥落(消失)が引き起こされていたのではないかと考えられた。

自由記述の分野

文化財保存科学

URL: 

公開日: 2016-06-03  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi