研究課題
基盤研究(C)
地球温暖化に関連する海洋環境変動の把握には、温帯域での熱帯性魚類の出現状況を分析することが有効である。この観点から、伊豆大島を含む相模湾や駿河湾でダイバーにより撮影された魚類の水中写真を体系的に収集するシステムを構築し、過去20年間にわたって熱帯性魚類の越冬状況を分析した。その結果、同一種が複数年連続で記録された年の海況を他の年と比較することで、その変動を捉える鍵が見つかる可能性が示唆された。
魚類分類学