インテグリンは、主に細胞基質間接着を担う膜タンパク質で、細胞増殖、細胞分化、細胞運動等に関与していることが知られている。よって、膜上に局在するインテグリンの量を決定する機構の解明は重要である。しかしながら、詳細は不明である。そこで、本研究では、インテグリンの細胞内領域がユビキチン化されることで、細胞膜上から細胞内へエンドサイトーシスされるという想定のもと、各種解析を行った。インテグリンα5β1が、エンドサイトーシスされる時に、ユビキチン化されること、およびそのユビキチン化はNedd4Lによって行われることが明らかとなった。
|