肺癌で高頻度に発現上昇し、正常臓器での発現が低い分泌蛋白LASEP1, LASEP3につき血清、予後マーカーとしての有用性を再確認した。siRNAでこれらの遺伝子の発現を抑制すると、アポトーシスの誘導により癌細胞の増殖が抑制された。siRNAを導入した細胞に対しGene chipを用い、がんの増殖に強く関与する下流遺伝子を同定し、PCRで発現を確認し、機能解析を進めた。 癌組織DNAを次世代シークエンサーで解析し、肺がん特異的な遺伝子変異を同定した。この遺伝子変異を血液中で同定するため、高感度なDigital PCRで検討している。予備検討で血清EGFR遺伝子変異を10例中4例で検出できた。
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