研究成果の概要 |
中咽頭扁平上皮癌には, HPV陽性がん(HPV+)と陰性がん(HPV-)があり, HPV+の方が治療感受性が高く予後良好なため両者を区別する必要がある. 119例を調べると HPV+は62%, HPV-は38%, 女:男は各15:59, 3:42例であった. HPV型は16, 18, 31, 35, 58, 複数型が各63, 3, 1, 4, 1, 2例でHPV16型が85%を占めた. 我々が報告した高リスクHPV陽性の子宮頸部病変で特異的に出現する異常核分裂像のEctopic chromosome around centrosomeは HPV+のみに69%検出し良いバイオマーカーとなる.
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