SODは有害活性酸素種スーパーオキシドを過酸化水素に触媒する。高等真核細胞では細胞内局在性が異なる3種のSODが知られている。我々はニワトリDT40細胞のConditionalなSOD1,SOD2ノックアウト細胞を作成し、これら遺伝子産物の枯渇が細胞内活性酸素代謝にどのような異常をもたらし、どの抗酸化物質がそれら異常を抑制できるのかを明らかにするため、種々のROSプローブを用いて解析し以下のを得た。SOD1は細胞の生存に必須である。SOD2は細胞増殖機能には重要な役割を担っている。両遺伝子産物の枯渇によるいかなる細胞内異常もアスコルビン酸(APM)でしか抑制できない。
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