研究課題
基盤研究(C)
福島第一原発事故により局所的に高線量となった地域から、河川を通じて霞ヶ浦へ放射性物質が流入した。2012年12月、2013年9月、2014年10月の3回、湖面全域の77地点で底質試料を採取し、湖底の放射性セシウムのマッピングを行った。初回調査では、湖西部に放射性セシウムが高く、高線量地域の河口域での流入も認められた。2、3回目の調査では、濃集傾向は解消されつつあり、底質深部へ放射性セシウムが混合、移動していることがわかった。底質全体に含まれる放射性セシウムの総量に大きな変化はなかった。
環境化学