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2014 年度 研究成果報告書

焼却残渣中におけるセシウムの存在形態把握と長期的安全性の評価

研究課題

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研究課題/領域番号 24510089
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 環境技術・環境材料
研究機関北海道大学

研究代表者

東條 安匡  北海道大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70250470)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードセシウム / 焼却灰 / 廃棄物処理 / 最終処分場
研究成果の概要

本研究では、焼却主灰中に含有されるセシウム(Cs)が難溶性であるのは何故かを、その存在形態に着目して検討した。廃棄物に安定Csを添加して燃焼させ、Cs含有量を高めた主灰を作成した。電子顕微鏡と偏光顕微鏡の観察から、Csが主灰中の特定の粒子周辺に濃集していることを確認した。濃集部分にはガラス状非晶質が形成されており、Csはその中に物理的に封じ込められていた。特徴的にCsを捕捉する粒子はAl、Si、Oを主成分としていた。この粒子の由来を確認するために、無機材料や有機物を原料に同様の灰を作成したが、特徴的な粒子は確認できなかった。粘土鉱物は粒形が小さく、Csを捕捉している鉱物ではないことがわかった。

自由記述の分野

廃棄物処分工学

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公開日: 2016-06-03  

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