現在、情報化社会に移行し、電磁環境は非常に多様化、複雑化している。電波を安全かつ有効に利用するために建築空間用の電波吸収体は必要不可欠であり、建築材料の電波特性の研究が非常に重要になっている。また、近年ペットボトルキャップは大量に生産されているがリサイクル率は10%足らずであり、P.P.廃材の大多数は焼却処分されている。 本研究では繊維化したP.P.と廃木材を原料に用いてリサイクルボードを作製し、さらに電波吸収特性をもつ炭素繊維の混入方法を比較検討した。電磁波障害が最も深刻で、広い範囲に利用されている2.45GHz帯に焦点をあわせ、高付加価値を有する電波吸収リサイクルボードを開発した。
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