• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 研究成果報告書

X線中性子PDF解析法による電子ガラスの観測とその出現機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 24510129
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 量子ビーム科学
研究機関独立行政法人日本原子力研究開発機構

研究代表者

樹神 克明  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 量子ビーム応用研究センター, 研究主幹 (10313115)

連携研究者 社本 真一  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門・量子ビーム応用研究センター, 研究主席 (90235698)
米田 安宏  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門・量子ビーム応用研究センター, 研究主幹 (30343924)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード電荷の短距離秩序 / 中性子散乱 / PDF解析
研究成果の概要

遷移金属サイトが半整数の価数を持ちながら非金属的な伝導を示すLiMn2O4およびYBaCo2O5についてパルス中性子を用いた粉末回折実験を行い、得られたデータを原子対相関関数に変換して局所構造解析を行った。LiMn2O4の平均構造では+3.5の価数をもつMnサイトしか存在しないのに対し、その局所構造には+3価と+4価をもつMnサイトが存在するものの、それが周期的に配列していないことがわかった。これはMnの3d電子がいわばガラス的に周期性を持たずに局在していることを示している。同様な結果がYBaCo2O5でも得られ、上に述べた性質をもつ物質では電子がガラス的に凍結していることを示唆している。

自由記述の分野

固体物理

URL: 

公開日: 2016-06-03  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi