研究成果の概要 |
本研究では、卵黄部を金あるいは銀ナノ粒子とし、卵殻部をシリカとする卵黄-卵殻型ナノ粒子の合成を試みた。合成は、われわれが開発した中空シリカナノ粒子の合成法(J. Am. Chem. Soc. 2007, 129, 1534)を拡張して行った。卵黄-卵殻型ナノ粒子は得られたが、生成収率が低かった。鋳型高分子の種類を変えるなど種々の方法で生成収率の増加を試みたが、今までのところ、顕著な改善はみられていない。今後は、卵黄部となる金属ナノ粒子に対する鋳型高分子の結合量を増やす方法を検討するなどして、生成収率のさらなる向上を図る必要がある。
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