ゼータ電位が1mVと-3 mVの白金および白金’微粒子を作製し、結晶への集積化を行った結果、白金’微粒子より白金微粒子の方が結晶に集積化しやすいことがわかった。これは微粒子、リゾチーム、塩化ナトリウムの相互作用で説明できた。また白金微粒子が核形成促進することを見出した。白金微粒子とリゾチーム分子の複合体形成によるリゾチーム分子の濃度の高い領域の形成と複合体内でのリゾチームの表面電位の低下により結晶核形成が促進されたと考えられる。 また金属微粒子のタンパク質結晶への集積化のダイナミクスを調べる光学顕微鏡システムを構築した。数日にわたって単一蛍光微粒子からの蛍光観察ができる顕微鏡システムを作成した。
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