研究課題
基盤研究(C)
本研究では金属表面上のナノスケール磁性体として、Cu(001)基板上に成長した単原子層高さのマンガン窒化物(MnN)およびクロム窒化物(CrN)の自己集積ナノパターン構造をとりあげ、それぞれ、電子状態と磁性、および原子レベルでの成長過程について調べた。MnNについては、Mnが磁気モーメントを持ち、反強磁性あるいは常磁性を示すこと、電子状態には1原子層膜であることを反映した異方性があることを明らかにした。CrNの成長メカニズムはMnNと同様だが、2種類のCrN島が成長することがわかった。
表面界面物性