次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度は、ナノ粒子の調製を行うマイクロ波と超音波とを同時に照射する装置の超音波発生部分の改造とナノ粒子の再現性に時間を要したため、予算執行が当初より遅れる形になり、それに従い予算の執行も遅れる形となった。しかし、現在は、再現性にも目途がたち、当初目標のナノ粒子調製まで進んでいる。このまま、再度問題が起こらなければ、平成25年度は、順調に進行するものと考えている。平成24年度の繰越金1,297,277円と平成25年度の1,300,000円を合算した2,597,277円が平成25年度の予算となる。このうち、2,300,000円を物品として執行を考えている。本研究で、使用する液晶セルは、通常のテストセル(5μm)は1枚504円であるが、液晶の高速応答用の3μmセルは、2600円/1枚で大変高額である。1回の測定に5枚を測定し平均値を求めているため、半年で、72万円(1年で144万円)を消費する。残りを試薬・溶媒に46万円、石英製の反応セルなどを含めた実験器具に40万円を予定する。旅費は、日本化学会年会等での国内学会発表として20万円、その他の予算として、残り97577円を計画している。
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